脳性麻痺
マッサージ前の準備
大津市瀬田のなかがわ指圧治療院です。
我が家の子ども達はサンタさんからもらったプレゼントに大喜び。
妻からもマグボトルのプレゼントをもらい、二重の喜びです!
ありがとう!
クリスマスが終わり、次はお正月の準備で、神棚に飾るしめ縄を作っています。
しめ縄を編むのは簡単で、すぐに編めるのですが、編むための準備に手間がかかります。
わらを刈り取って束ねた状態はこんな感じ。
これをきれいにするとこんな感じになります。
量もかなり少なくなります。
これで編みやすくなるので作業がスムーズに進みます。
出来上がりはこんな感じです。
わらをきれいにする作業は地味なので、色々なことを考えながら作業をしていたのですが、これって子ども達のマッサージにも適するなと思いました。
子ども達をマッサージする前の準備。
すごく簡単なことなので実践してみてください。
ただ、マッサージをする前に「触っていい?」「マッサージしていい?」と子ども達に声を掛けて確認することです。
大人だって急に体に触れられるのはいやですよね。
「うわっ、ビックリした!」というスイッチが入ると、その後は不快でしかありません。
子ども達は更に繊細です。特に脳性麻痺などで筋肉の緊張が強い子には、急に触ると更に緊張が強くなる子もいますので、マッサージ後の効果も異なってきます。
中には、「先生、うちの子まだ言葉が分からないです」と言われるお母さんもおられるのですが、大丈夫です。子ども達は雰囲気を感じているので言葉が分からなくても必ず一声かけてあげてください。
このマッサージ前の準備で効果を高めていきましょう。
当院は29日で仕事納めとさせて頂きました。
1年間ありがとうございました。
今年最後の患者さんは、1歳の男の子。
今日出会ったお子さんを含め、今年もたくさんの子ども達にマッサージをすることができました。
来年も子ども達、そしてご家族のお役に立てればと思っていますので、変わらぬご愛顧をお願い致します。
新年は5日(土)からの営業です。
皆さま、良いお年をお迎えください。
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2018.12.30
マッサージの良さ
大津市瀬田のなかがわ指圧治療院です。
今日は、滋賀レイクスターズ U-15チームの試合を家族で応援に行ってきました。
当院が応援しているU-15チーム。
試合途中に、応援していた場所が相手チーム側だと気付いて若干気まずくなりましたが、点が入れば拍手をしていました!
私が見た試合は、負けてしまいましたが、次回のU-15の試合は、12月!
がんばってもらいたいです!
今日は、マッサージを受けて1年が過ぎた患者さんのお話をしたいと思います。
この患者さんの病名は脳性麻痺です。
初めて出会った時の様子は、緊張しながらもがんばって話をしてくれている。
そのせいもあって体はガチガチで、力の加減ができない状態でした。
マッサージを始めた時は、とにかく動く。同じ体勢でいるのが苦手だったのです。
仰向きで足をマッサージしていると横を向くので、背中のマッサージに切り替えたりしていました。
マッサージをされることは好きだったこともあり、マッサージを開始して数ヶ月が経った頃にドクターから「少し膝が伸びたね」と言われていました。
ちょうどその頃、私がマッサージに伺った時にゲームをしていて、マッサージを受けながらゲームをしたいと言うのです。
本来ならマッサージ中のゲームやテレビは、マッサージの効果を下げるとも言われるのでやめた方が良いのですが、本人がやりたいと言うので条件付きでOK を出しました。
条件は、体勢を変えてって言った時に体勢を変えてくれることです。
まぁ、動いても問題ないのですが、この約束によって何かのきっかけになればと思ったのです。
しばらく、ゲームをやりながらのマッサージが続いたのですが、約束は破りますよね。
結局、マッサージ中のゲームはできなくなったのですが、これでこの患者さんがマッサージ中に動きだしたかと言うと動かなくなりました。ちゃんと「横向きになろっか」と言うと横を向いてくれます。
なぜ、言うことを聞いてくれるようになったかはわかりません。
ただ、これがきっかけでマッサージに集中する様になりました。
マッサージの良さを本人が感じたのだと思います。
そして、初めは緊張しながらがんばって話していたのが、その日の出来事をいっぱい話してくれるようになりました。同じことも話しますが、とにかく私にアピールをしてきます。
「次いつ来てくれる?」、「明日も来てくれる?」、「今日泊まって行ったら?」と。
かわいいですね~。
こうなるともちろん体に変化が出てきます。
朝の着替えで、お父さんが「あれ?立つのが上手になってる」。リハビリの先生が「歩行器で歩く距離が伸びた」。
これが自信になって更に伸びてくれることを期待しているのですが、
これって元々この患者さんが持っている能力だったと思っています。
それを上手く使えなかったり、使い方がわからないことが多いので、マッサージで能力を引き出してあげる必要があるのです。
子ども達には秘めた可能性があると信じて、これからもマッサージをしていきます。
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2018.11.18
「ありがとう」の言葉
滋賀県大津市のなかがわ指圧治療院です。
朝晩涼しくなり、我が家の孵化した鈴虫も絶好調で鳴いています。
その反面、患者さんの子ども達は、鼻水が出ていたり、咳をする子ども達が増えてきました…。
今日は、中学生の患者さんについて書きたいと思います。
脳性麻痺の診断があり、膝を伸ばすことが苦手で、家の中では四つ這いで移動しています。
足首は内反(内返し)尖足(つま先が下を向いている)の状態。
手は、左手を使い、右手はほとんど使わない。
お話はできないのですが、よく笑って私がマッサージに行くと歓迎してくれます(多分)。
膝を伸ばすことが苦手なので、マッサージをする時はこのクッションを膝の下に入れてマッサージをします。
「足のマッサージするで」と言うと、少し時間はかかりますが、クッションが入りやすいように足を伸ばし準備をしてくれます。
最初は、足のマッサージが終わると私がクッションを取っていたのですが、ある日クッションを取らなかったらどうするかをテストしてみました。
すると、普段使わない右手を使ってクッションを押しのけたのです。よほどクッションがあるのがいやだったのでしょうか。けど、右手を使ったことにビックリしました。
この時から、自分でクッションを取れることが分かったので、私がクッションを取ることはやめました。「やって!」と言ってくるのですが、「できるやろ」というと渋々右手を使って自分で取っています。
押しのけたクッションは、私が取りに行って、「クッション取れたな、すごいやん」とほめてあげると、調子がいい時は左手を出してハイタッチをしてマッサージは終了です。
けど、昨日のマッサージ終了時には変化がありました。
右手で押しのけたクッションを掴んで私に渡してくれたのです。
「でぇ~!持てんの!?すごいやん!」とビックリしてすぐに「ありがとっ!」って言ったのですが、一気に機嫌が悪くなってしまいました…。
「え~!何でなん!?」
一連の流れをお母さんにお話しすると、「最近ありがとうって言うと怒るんです、恥ずかしいんやと思います」と言われていました。
普段使わない手を使ったことのうれしさよりも、「ありがとう」と言われて機嫌が悪くなる方が気になってしまいました。
「ありがとう」の言葉について、私がお世話になっているキッズコーチングの講師の先生がこの様なブログを書いておられました。
「ありがとう」と答える人は、自己肯定感が高くなる!
https://ameblo.jp/honeyhoneybox/entry-12404235959.html
機嫌が悪くならない程度に「ありがとう」を言い続け、2人で一緒に自己肯定感を高めて自信を付けて行きたいと思います!
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2018.9.13
お子さんの便秘
滋賀県大津市のなかがわ指圧治療院です。
昨日、妻と子供たちが実家に帰省しました。
めちゃくちゃ静かな夜でしたが、これが段々寂しくなるんですよね…。
先日、重度の知的障がいをもつ、7歳 女の子の体験マッサージに行ってきました。
写真は、その時のアンケートです。
自傷行為が多く、頭をゴンゴンぶつけるんです。
その原因が便秘にあることがわかり、病院を受診して、エコーで診てもらったら腸内はガスと便で充満している。
「毎日浣腸をしなさい!」と大量に浣腸をもらってきたけど、じっとしていない中、毎日するの?浣腸でしか便が出ないの?便をスムーズに出せるようにしてあげたいという悩みで当院に連絡がありました。
当院でも、脳性麻痺、PVL(脳室周囲白質軟化症)、ダウン症の子ども達で便秘に悩んでいる子が多いです。
初回はマッサージをすることが難しいかなと思っていたのですが、意外にも触れることができ、私にもたれ掛かる場面もありました。
人に触られるのが苦手なのに不思議!とお母さんもビックリされ、この様子を主人に見せたいとビデオを撮られていました。
マッサージ後にはガスが出て、さらにビックリ!
当院の大津市から少し距離があるので頻繁に通えないため、自宅でできるマッサージをお伝えしました。
早く便が出るように願っています。
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2018.8.13
マッサージを受けて1年
滋賀県大津市のなかがわ指圧治療院です。
今日は娘のエレクトーンの発表会に行ってきました。
お稽古に行ってもイヤイヤが始まり、できないできないを繰り返し、家での練習もあまりしない娘の発表会。
いつ「出たくない!」って言うか不安でしたが、無事に出てくれました。
800人ほど入れる会場での演奏、いい経験になったと思います。
家に帰って、「今日発表会出てどうやった?」と聞くと、「お昼ごはんがおいしかった」と…。
これをきっかけにピアノへのスイッチが入ってくれればと思いましたが、まだ先のようです。
当院のマッサージを受け、1年が経過した脳性麻痺のお子さんがおられます。
マッサージを開始した時は、触られるのがいやで、お母さんからも「自分が気に入らないところを触られると、爪を立てるので気を付けてください」と言われていました。
そんな子が今では、私の言うことはだいたい聞いてくれます。
そして、すごく楽しくマッサージを受けてくれます。
マッサージを受け、何か日常生活に変化がありそうだったのでお母さんに聞いてみると、
・マッサージを受けている時は、私らに見せない表情をする。すごく楽しそう。
・不機嫌になる時が少なくなった(いつも機嫌が悪いと服の袖を噛みちぎる)。
・学校や放課後デイでコミュニケーションがとれてきている。
などの感想を頂きました。
先日伺った時は、車の音がしたようで玄関まで迎えに来てくれました。
身体的な改善も見られるマッサージですが、心の成長にもお力になれていると実感しました。
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